こんにちは!秋富です。
みなさん農業に興味はありますか?
このブログでは、企業に雇用される形で農業に取り組む「サラリーマン就農」を推奨しています。
サラリーマン就農のメリット等については、こちらの記事で書いています。
農業を行う企業(農業法人)の求人検索には、農業専門の求人サイトを活用するのが便利です。
私は、「あぐりナビ」というサイトを使って北海道の農業法人に転職しました。
この記事では、私の実体験をもとに、あぐりナビの特徴と活用方法について説明します。
あぐりナビを有効活用して、理想の就職・転職を実現しましょう!
あぐりナビの特徴その1:農業求人に特化
あぐりナビの特徴を3点紹介していきます。
まず、先ほどもお話ししましたが、あぐりナビは農業関係の求人に特化しており、農業法人の求人が大多数を占めます。
農業法人以外にも、農協や自治体(地域おこし協力隊など)、生産資材(農薬や肥料、ビニールハウスなどの施設)メーカー、青果物の卸売会社などの求人もあります。
農業法人だけでなく、農業に関連する企業の求人情報を見ることで自分の興味が広がります。
さらに職種も、現場で農作業をする作業員だけでなく、営業や事務、販売、企画・マーケティングなど様々です。「農業法人で働きたいけど現場じゃなくて営業が良い」といった、ご自身の希望に沿った求人を探すことができます。
あぐりナビの特徴その2:求人数が多い
あぐりナビは、農業専門求人サイトの中でも求人数が最も多いです。
2024年6月現在で、あぐりナビの求人数は2,236件。
他の求人サイトを見てみると、「農業ジョブ」は1,124件、「農家のおしごとナビ」は428件となっています。あぐりナビの求人数が圧倒的に多いことが分かります。
求人数が多ければ多いほど、自分の希望条件にマッチした求人と出会う確率が高まります。
また、様々な企業が活用しているという事実が、サイトの信頼性の担保にもなっています。
あぐりナビの特徴その3:専任アドバイザーのサポートが受けられる
専任アドバイザーのサポートが受けられることが、あぐりナビの最大の特徴でありメリットです。
詳しくは後ほど説明しますが、このアドバイザーを有効活用すればするほど、理想の転職・就職につながる可能性が高くなります。求人の紹介だけでなく、企業との橋渡しやフォローアップなど、様々な場面で力を貸してくれます。
アドバイザーの方とうまく連携して、自分が希望するの転職・就職を実現しましょう。
あぐりナビを100%活用する方法
続いて、実際にあぐりナビを使ってみましょう。
ここからは、会員登録から専任アドバイザーとのやり取りまで、私の実体験にもとづいて活用のポイントをお伝えします。
(1)会員登録しよう
まずは会員登録をしましょう。
会員登録しなくても求人検索はできますが、実際の応募や専任アドバイザーとのやり取りをする時は会員登録が必須になります。最初に済ませておくことをおススメします。
私の場合、会員登録から数日後にうちに、専任アドバイザーから電話が来ました。詳しいやり取りは後ほど説明しますが、会員登録をした時点で専任アドバイザーから連絡が来る、という心構えをしておくと良いかと思います。
また、会員登録では、基本的な個人情報以外に、以下のような質問項目に回答する必要があります。
希望の転職時期: すぐ、3か月以内、6か月以内、12か月以内、12か月以降
希望の雇用形態: 正社員、期間限定アルバイト、フルタイムアルバイト、その他
希望業種: 牧場系(酪農・畜産・馬など)、農園系(野菜・稲作・果物など)、農業関連企業(営業、事務、流通など)、未定
専任アドバイザーとのヒアリングでは、こちらの記入内容にもとづいてやり取りが行われました。もちろん、専任アドバイザーとのやり取りや状況の変化で、登録時の希望と変わってきても大丈夫です。会員登録時の自分の状況をふまえて回答しましょう。
(2)プロフィールを作ろう
会員登録を済ませたら、そのままプロフィールを作成しましょう。
プロフィールの一部はあぐりナビ登録企業に公開され、企業側からスカウトメールが届くことがあります。
また応募時には企業や専任アドバイザーにこのプロフィールが共有されますので、内容はしっかり充実させましょう。
プロフィールの記入項目には、希望勤務地、希望業種、希望職種、学歴、職歴などの他、農業経験、自己PRなどがあります。
農業経験については、仕事としての経験がない場合でも、高校や大学での実習や家庭菜園などのレベルでも書いておくようにしましょう。自身が農業に関心があるという点をアピールする機会になります。
また、自己PRでは、自分のこれまでの経験が農業でどのように活かせるかを盛り込んでおくことをおススメします。
なお、このプロフィールに記載した内容については、サイト上で履歴書として自動出力されるので大変便利です。
(3)求人検索をしよう
会員登録、プロフィールの記載が終わったら、実際に求人情報を検索してみましょう。
他の一般的な求人サイトと同様に、あぐりナビでも自分の希望条件を指定した検索が可能です。
指定する条件には、勤務地や雇用形態など一般的なものもありますが、一番特徴的なのは、業種でしょう。
あぐりナビの検索条件では以下のような業種に分かれています。
- 酪農、畜産、競走馬など
- 酪農/酪農ヘルパー、肉牛、養豚、養鶏、競走馬/乗馬クラブ、観光牧場、その他動物
- 野菜、稲作、果樹など
- 露地野菜/畑作、施設野菜、植物工場、稲作、果樹、花/観葉、農園、林業/造園、観光農園
- その他農業関連
- 種苗、農業資材/肥料、農業機械、流通、製造/加工/販売、福祉、農業学校、農協、自治体、その他農業関連企業
一口に農業と言っても、その業種は様々で、業務内容や求められるスキルが異なります。
例えば畑作や稲作では早朝から夕方までの業務が一般的ですが、酪農では早朝からお昼まで働き、午後は自由時間、夕方から夜にかけて再び勤務、といったタイムテーブルになっている場合が多いです。
また観光農園などでは、作物の栽培スキル以外に、来園者への接客スキルが求められる場合もあります。
まずは自分の興味のある業種を考えてみて、それらを中心に他の希望条件も合わせて、色々な企業の求人情報を見ることをおススメします。
(4)求人に応募する時のポイント
あぐりナビでは、求人への応募方法は大きく2種類あります。
一つは公開求人で、ユーザーがあぐりナビを通して、企業に直接応募するもの。
もう一つは未公開求人で、専任アドバイザーを通して企業に応募するものです。
公開求人に応募すると、企業からメール等で連絡が来ますので、そこから面接日程などをやり取りして決めていきます。事前に履歴書等の提出を求められることもあります。
非公開求人の場合は、専任アドバイザーを通して選考が進んでいくことになります。
求人選びのポイントは、自分の希望条件に優先順位をつけること。
私の場合、北海道の釧路市かその近辺で働くことが最優先事項でした。かつ、畜産や酪農ではなく野菜が作りたかったため、野菜を栽培している求人を探しました。給与や休日なども気にはなりましたが、勤務地と業種を優先順位の上位において、今の会社に転職しました。
最後に、希望する業種が決まっている時の注意点をお伝えします。
求人の中には、畜産と稲作、稲作と野菜など複合経営をしている企業もあります。
例えば希望業種「稲作」で検索した場合でも、このような複合経営の求人が引っかかります。しかし求人内容を詳しく見てみると、畜産だけ募集しており、稲作は対象外のケースもあります。
ですので、自分の希望する業種が募集対象なのか、しっかり確認することが必要です。求人内容には書いてないけど稲作も募集していたり、畜産で経験を積んだのち、稲作担当になるというキャリアステップを描いている企業もありますので、応募を検討している企業には問い合わせしてみるのもアリです。
(5)専任アドバイザーを活用しよう
冒頭で説明したように、あぐりナビの最大の特徴は、専任のアドバイザーが無料で活用できることです。このアドバイザーをどれだけ活用できるかが、より良い就職・転職につながる鍵になります!
以下、アドバイザーとのやり取りについて説明します。
①電話でヒアリング
私の場合、あぐりナビに登録して数日後に、アドバイザーから電話がかかってきました。
その時はまだプロフィールを作成していなかったので、会員登録時の内容にもとづいて、今の状況(在職中なのか、いつ転職したいのか等)や希望条件(勤務地、希望年収など)についてヒアリングされました。まだ未確定の部分も多かったので、深く考えていない部分は正直に答えました。
②LINEでやり取り
初回のヒアリングの中で、先方から以降のやり取りはLINEで行うことを提案されました。当時は在職中で忙しかったので迷わず承諾。こちらの都合の良い時間に確認・返信ができるので個人的には便利でした。おそらく電話でのやり取りを希望すれば、そちらで継続してもらえると思います。
③アドバイザーのサポート
アドバイザーには転職活動全般を通して様々なサポートをしてもらいました。
まず、こちらの希望に合った求人を紹介してもらえます。
LINEで希望条件(勤務地や業種、職種、年収、および希望条件の優先順位など)を伝えることで、その条件を満たす、アドバイザーおススメの求人を紹介してもらえました。
次に、企業との橋渡しをしてくれます。
面接日程の調整などはもちろん、企業への質問もアドバイザーを通してやってもらえます。企業への応募を決める時や面接前など、こちらから企業に様々なことを聞きたい場合があると思います。残業時間の多さや実際の休日の取得状況など、聞きにくい質問もアドバイザーを通すとかなり聞きやすくなります。
私の場合、企業がどのような人材を求めているのか、入社後の給与体系(昇給タイミングや昇給金額の例など)、会社として想定しているキャリアステップなどを確認しました。
このような内容は求人情報に詳しくは書いていないし、かつなかなか企業には直接聞きにくいのですが、アドバイザーを通してきちんと答えてもらうことができ、企業への理解が深まりました。
また、企業への質問だけでなく、より一般的な内容についてもアドバイザーに聞くことができます。
私の場合、農業法人の労働基準法上の適用除外(所定労働時間を超えても割増賃金は払わなくてよい等)についてや、職務経歴書の書き方、さらには面接にはスーツで行くべきか否かなど、本当にいろんなことを質問しましたが、アドバイザーの方はいつも親身になって答えてくれました。
業務の都合なのか、ややレスポンスが遅くなる時期はありましたが、総合的にはアドバイザーの仕組みにとても満足していますし、担当アドバイザーの方には感謝してもしきれません。
まとめ
以上、この記事ではあぐりナビの特徴とその活用方法についてご紹介しました。
何度も言いますが、あぐりナビの最大の特徴とメリットは、専任のアドバイザーのサポートを受けられることであり、いかにアドバイザーを活用するかで、理想的な就職・転職ができるかどうか決まってきます。
まずはあぐりナビに会員登録してみて、アドバイザーの方とやり取りしてみることをおススメします。
もちろんいくらサポートが手厚くても、最終的な意思決定は自分自身になります。
できるだけ悔いの残らないような就職・転職活動になるように、自分自身と向き合って日々行動してもらえればと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
コメント